2019年7月2日火曜日

ポップミュージシャンの仕事

ポップミュージシャン「私が人生で残せたものは、結局3分25秒だけだったんだ。」

2019年7月1日月曜日

んたちの抵抗とヴの迫害



「デモは日を増すごとに大きくなっていますが、私は必ずしもこの状況を楽観視していません。んたちがしりとりで悪役になることや、んから始まる単語がないなど平等性に欠ける文法の問題点はわかります。しかしんたちが「ん」ではなくなる時、んは何になるんでしょうか?まだ先が見えない状況です。」

「近年ひらがなの中で権利を訴える者たちが増えてきました。現在国会議事堂前に二百万を超えるんたちが集まって、ひらがなの平等と文法の変更を訴えるデモがなされています。ここにきて国会内の動揺は一層大きくなり、今後んは「ん」ではなくなる可能性も出てきました。では国会前から中継です。」

「カタカナですが、いま政府からの圧力を一番かけられているのはヴです。こちらはより深刻な状態にあります。ヴが世界から消えるという声も聞かれます。んはヴと共闘することができるでしょうか?」
「んが置かれている立場とヴの状況とは大きく異なります。ただ連帯する必要はあるかも知れません。」

亡命した言葉

「言葉が亡命するなんてこと本当にあるんですかねぇ?言葉が輸出されるならわかりますよ、しかし亡命だなんて、意味がわかりません。」

「もともとこの国の言葉だったのに、すでに誰も覚えていないために、国籍を失った単語です。そいつが死語になりそうだった時に、密かに外国に連れて出されたらしいんですよ。」

「なんでそいつは、そうまでして生きようと思ったんですかねぇ。」

2019年6月20日木曜日

淘汰後の時代


●優生学2.0の必要性
「当時の日本の少子化は大きく考えると正しかったと思います。かつ弱者の切り捨ては、理想的な過程を踏みました。日本人は世界的に見ても例外といえるほど従順で理想的な封建社会です。ただ、この物分かりの良さは、競争力や生命力の弱さにつながっており、他国との競争においては弱体化しか生みませんでした。縮小がただの縮小になってしまった例として語られています。
 われわれが生き残っていくためには近代の道徳や民主主義的な道徳を捨て去る必要があります。日本はそれがとてもうまくいったわけです。当時の政府のやり方は巧妙でしたが、他の先進国では通用しない方法だったかもしれません。
 国家という形態が残る限り、正確な優生学とその方法の確立が必要です。どのように淘汰をすすめるべきなのかです。国家の弱体化に繋がるような弱者切り捨てであっては意味がありません。恣意的であれ、優生学には方針を決める必要がありました。純粋な経済的階級なのか、人種なのか、民族なのか、国籍なのか。国民の支持を得るには線引きが必要なのです。
 いかなる選択であれ、国家の弱体化は避けなければいけません。正確にはそれを最小限にすることです。国外に目を向けることも可能です。これは確かにとても難しい問題でもあります。ゆえにここは粘って考える必要があったにも関わらず、日本人は「物分かりの良い人々」だったんですね。それは清々しくもありますが、彼らが可能性を手放してしまった要因でもあります。アメリカの存在も大きいでしょう。とにかく私たちが生き残っていくためには、国家が弱体化しないような淘汰とその選択が前提です。」

●シンギュラリティ
「資本主義は可能性として上限を迎えました。私たちは新たな方針を持って、国家や社会の地位を安定させていかなければなりません。大半の労働者は、AIなどのテクノロジーによって十分代替可能になりました。あとは、彼らには極力エネルギーを消費することなく人生を過ごしてもらう事です。それは概ねうまくいっています。マリファナの合法化は正しい選択でした。彼らはそれに満足しています。」

●今後の芸術・文化はいかなる方向に進めば良いのでしょうか。
「人口増加によって破壊された地球環境を見たら、われわれ人間はがん細胞と同じだとわかります。近代は、がん細胞に人権を与えようとした時代です。これは非常に無責任で人間中心主義以外の何物でもない。人間の責任とは、国家の枠を超えて世界的に人口を管理していくことにあります。国家間の合意を取るためにも優生学は必要なのです。そこで生まれる戦争というのは、大した問題ではありません。むしろ好都合です。
 そして、近代の道徳観や理想を形作ってきた文化や芸術は、社会の害悪以外の何物でもありません。歴史としても消去する必要があります。では、国民にどのように促せばいいのか。これについては徹底的にそれらを飽きさせ、時代遅れのものに見せる事です。無知というのは素晴らしい効力を持ちます。近代的な精神を排除したコンテンツに人々は順応し楽しむようになりました。彼らはもう作品という概念ではなく、枠の中で自分の姿を見て楽しむことで時間を消費しています。」

●人々の正義感や道徳心を完全に消すことは可能でしょうか?
「これは確かに完全には不可能です。社会的なエラーというものはある程度必要なんですよ。そこに何らかの活性化が生まれます。資本主義が終焉を迎えたからといって、落差やエラーは今もある程度は必要なのです。ですから、完全に社会をコントロールする必要はないとも一方で思っているんですね。こう言えるのは10年前から始まった大胆な世界人口縮小化が実施されていることが大きいです。これによって人類は、わずかな延命処置と希望を手に入れました。これは誰にも否定することのできない事実ではないでしょうか。ジェノサイドという方法が、怨恨を残すことなく行えるようになったのも21世紀の重要な発明だと私たちは考えています。」
 

2019年5月5日日曜日

Zen for Head, Zen for Head, Zen for Head!!

《ゼン・フォー・ヘッド、ゼン・フォー・ヘッド、ゼン・フォー・ヘッド!!》(1986年)
Zen for Head, Zen for Head, Zen for Head!!, 1986

Illustration of the hypothesis of splitting sign in psycho-astronomy

《心理的天文学における分割する記号の仮説の図》(1657年)
Illustration of the hypothesis of splitting sign in psycho-astronomy, 1657

Line 9.11 meters long

《線 9.11メーター》(2002年)
Line 9.11 meters long, 2002

2019年4月30日火曜日

Full Is Fool, Therefore Fool Is Full

《いっぱいはばかだだからばかはいっぱいだ》(2001年)
 Full Is Fool, Therefore Fool Is Full, 2001

I avoid a void.

《私は空虚を避ける》(1970年)
I avoid a void., 1970

Maiking a Painting by Throwing Bottles of Nam Pla

《ナンプラー瓶を投げる》(1998年)
Maiking a Painting by Throwing Bottles of Nam Pla, 1998

Swampman, Challenging Mud

《沼男、泥に挑む》(1989年)
Swampman, Challenging Mud, 1989

Work for Work

《ワーク・フォー・ワーク》(1973年)
Work for Work, 1973

At One Moment Opening Six BlackHoles

《アット・ワン・モーメント・オープニング・シックス・ブラックホールズ》(2017年)
At One Moment Opening Six BlackHoles, 2017

2019年4月29日月曜日

After 4'33"

《アフター・4分33秒》(2004年)
After 4'33", 2004

Flag on newspaper

《新聞の上の旗》(1968-79年)
Flag on newspaper, 1968-1979

Light Portrait Pink Painting

《ライトポートレートピンク・ペインティング》(1997年)
Light Portrait Pink Painting, 1997

"In the early 1950s Raushenberg produced several series of monochrome paintings...."

Erased Cy Twombly Drawing By Cy Twombly

《サイ・トゥオンブリーに消されたサイ・トゥオンブリー》(1969年)
Erased Cy Twombly Drawing By Cy Twombly, 1969

店主からの説明

「着物とは、所作に対する法なのです。あなたが右利きか、左利きかよりも、前に着物によってできることとできないことがあります。刀を左にさしていたら、鞘から抜けないのです。」

2019年4月24日水曜日

洋食屋

先日、品の良い洋食屋に行って友人たちとご飯を食べた。海外では和食より洋食の方が食べるの難しいことから、洋食の特殊性について考えた。そもそも東洋でも西洋でもない洋だけが残った食事である「洋食」は、さまざまなフィクションに包まれてる。

写真家の言葉

「自分は今ね、線香のにおいがするような写真が撮りたいんだよ」

About "simplicity".

All humans, whether conscious or unconscious, are positively affirming some kind of "the simplicity". Even those who love complexity like scientists and philosophers are affirming some kind of "simplicity" in their life. Therefore we can learn and do something in our own life. It may be said that all achievements are made possible by the affirmation of this simplicity. However, we all have different ways of thinking about what is "the simplicity". This sensitivity is made by the very personal moral sense, character, concern, environment, etc. I think that "simplicity" is the foundation of their own thought of life. On the other hand, it is also the back of one's own thoughts. The back is a metaphor of something you can not see yourself. This positiveness is not always a good thing. In some cases, it will become political things, especially it tends in relation with others.

写真に関する覚書

写真は映画のgifというよりは、音楽のgifを想像する方が似てる。物語の有無の話でもない。物語はあるとしても、それは音楽の断片のようにある。映画の断片のようにではなく。

アンケートへのご協力のお願い

問1)あなたのお住いの地域はどちらですか?
問2)機材をご家庭でのご使用ですか?
問3)ご使用の方式を教えてください。
問4)不満と思う要因はなんだと思いますか?
問5)私たちのことをご存知ですか?
問6)この1〜2年間をどのようにお感じですか?
問7)私たちは財源の確保に取り組んでいますが、ご存知ですか?
問8)情報を十分に得ていると感じますか?
問9)ご意見・ご要望をお聞かせください。

昼と夜を思考するためのリスト

昼|夜
真理は影として現れる|真理は光として現れる
 回転は下向きとなる|回転は上向きとなる 
連続した曲線的な運動|点線としての運動  
光に包まれた螺旋|光を放つ螺旋  
 蛸|烏賊
   塊を切断する行為|切断されたものの連なり
日食|月食
  写したもの|移し替えたもの
反復|変種
放物線|構造体
弛緩|
縺れ
唯一|複数
宇宙空間から見た地球|複数のブラックホール
※朝焼けと夕焼けには全てが赤く染まる

黒鳥と白鳥

・「1970年代というのは、建物も何も立っていない原っぱがそこらへんにたくさんありました。この道を歩いて行ったところにある坂道を上がるとすぐに大きな空き地があって、幼い頃私は夕方になるとそこに犬を連れて行きました。当時は携帯電話なんてものはありませんから、私はいつもそこで放した犬をただ見ていたんです。でも「心ここに在らず」って言いますけれど、そんな時はいつも何か別のことを考えていましたよね。」

・「水面に映ったのは、シルエットになった私の姿でした。顔を水面に近づけたり、身体を捻ったりもしたのですが、どうしても私の顔は見えませんでした。顔を失った私に見返されていることに耐えられなくなり、指先で水面を触ると生ぬるさを感じるのと共に、水面にできた波紋が私の影を揺らすのを見ていました。」

・「はんこを何処に置いたのか思い出せないときに、私は部屋の中を探し回っているんですけれど、同時に頭の中も探し回っているんです。みなさんもそうでしょう?頭の中を探すっていう時はやっぱり脳内を空間的に考えているように思うんです。もちろん部屋のような明確な三次元の空間ではないんだけれど、部屋の中と過去の自分の行動をイメージしながら、脳の中を探し回っているような感覚ですね。」 

2019年4月19日金曜日

Title is truth

1.水の落下、2.照明用ガス、が撮られたとせよ
Taken : 1. The Waterfall, 2. The Illuminating Gas . . .

宇宙人からのメッセージ


宇宙人 「あなたたちは半導体技術などを向上させ、パソコンなどを軽量化し、情報処理速度をあげているのに、言語のシステムをなぜ改良しようとしないのか不思議です。いつまでこんな情報量の少ない言語を使っているのですか?
私たちはあなたよりも情報処理能力が著しく高い。だから私たちの言語は、あなたたちの本1冊分くらいの内容をこの紙一枚に書き記すことができるし、またあなた達が2時間かけて説明する内容は、2分で話し終えられるのです。

あなたたちは、私たちの言語をわずかであれ解読できるようになったようですが、いまだ解読に時間がかかりすぎです。ゆえにもう待つ気力が失せました。だから、このメッセージを残して私たちは去ります。これを私たちからの宿題としておきましょう。そして、私たちが戻ってくる前に、言語を進化させない。情報の圧縮率の高い文字を発明するのです。まず文法が規定してる時間のあり方を根本的に変えるのです。