2012年7月1日日曜日


ねえ、ママ。
僕はね、ママにおちんちんがないのはそれほど不思議じゃないんだよ。
本当だよ。
確かにね、僕は同じ組の女の子の下半身を見た時に、確かに違和感を覚えたよ。
言葉にはしにくいけれど、今でもそれは覚えてる。
この違和感とは性差の実感だと思うよ。
けれどね、ママを含めた大人の女性のそれとは同じではないんだ。
子供が何を言ってるんだと無視しないで、ちゃんと聞いてね。
まずさ、僕にとって陰毛の有る無しは大きいんだよ。
その違和感で、性差よりも大人と子供の違いを強烈に与えられたのさ。
そしてね、なによりも僕は、そう、僕はさ。
パパのおちんちんの方が違和感が強かったのさ。
うん、これは恐怖だといってもいい。
だって僕のものと全く違うじゃないか。
どうしてあんなにグロテスクなの。
不思議でならないよ。
あれば同じなんて思ったら大間違いなんだよ。




男根期